1979年4月

働く女性が増える中、保育所の必要性は高まっていましたが、保育所は定員を100人以上に増やすということで、その要求に数で応えるのみでした。「コンクリートでできた教室みたいな保育室に子どもを預けたくない。小さな人を中心にした、ゆっくりと子育てができる場所を作ろう。」と民家に間借りして西宮市桜谷町でスタートしました。10人ほどの子どもたちがいました。

1989年2月

次第に人数も増えもっと広い場所をと現在地である中殿町に転居しました。2階は助産院でした。出産の間の一時保育をしたり、おっぱいの相談をしたり、互いに助け合う仲間を得ました。子どもたちは、20人ぐらいに増えました。

震災前の園舎

1995年1月

阪神淡路大震災により全壊。ありがたいことに子ども達は、全員無事でした。

1995年4月

1日も早い再開をとプレハブ園舎で再スタートしました。全国からたくさんのカンパを頂き、早期の再建が可能になりました。

 

 

2001年6月

はらっぱ保育所の活動をより強固に、広範なものにするためにNPO法人格を取得しました。西宮市の人口増に伴い入所希望者が増えて30人近くの子どもたちが居る保育所になりました。

震災後のプレハブ園舎

震災後のプレハブ園舎(1995~2007)

2006年3月

2004年、消費税の課税対象になり、認可外といっても子どもを保育する場所に課税するのは不適当、と保護者も共に行政と交渉をしました。全国的にも反対する声が大きく、国は認可外保育施設指導監督基準を満たす施設は、消費税を免除するという方針を出しました。私たちは2005年9月に基準を満たす証明書の交付を申請、2006年3月交付され、認可外保育施設指導監督基準適合施設ということとなり、結果、消費税非課税となりました。

現在の園舎

現在の園舎(2007年~)

2007年7月

10年というプレハブの耐久年数を経て、老朽化した園舎の再建という課題に1年間かけて取り組み、保護者、卒園児保護者、その他様々な方々のご協力で寄付や融資が集まり、新園舎が完成しました。新園舎は木のぬくもりを伝える構造の建物で、風が吹きわたり、有害な物質を排した内装となっています。

2014年4月

西宮市小規模保育事業受託。小規模保育所「小さなはらっぱ」を併設運営開始。それに伴い新しい木の家を増設。

2015年4月

認可外保育所はそのまま残った上で「小さなはらっぱ」は地域型保育施設として認可されました。

2018年7月
7月16日付で本認定を受け、認定NPO法人となりました。